もう7年前になってしまいましたが、2月の半ばを過ぎたある朝
仕事に行こうとして、置いてあった携帯電話を手にとるとディスプレイに表示が
「あれ、夜中に誰かから電話があったんだ?」
液晶パネルには『チャクシンアリ AM12:27』と表示されていたのです
「誰だろう、こんな真夜中に…」
電話機は部屋の外に置いていたし
我が家は皆9時には寝てしまうのでベルが鳴ったのは判りませんでした
この携帯電話は前の年の暮れに取り替えたばかりで
新しい電話番号を知っているのは10人といないし
こんな夜中に用事なら携帯より家の電話にかけてくる人間ばかりです
それに相手がデジタル式の携帯だったり、NTTの一般加入電話であれば
原則的に相手の電話番号が表示されるはずですが、それが無い…
「きっと、どこかの酔っ払いが公衆電話から間違えてかけてきたのだろう」
公衆電話からだと番号が表示されないのは実験済みでした
今は「公衆電話」と表示されるようですが
そう納得して仕事に出かけたワタクシでしたが
夜になって帰宅して、近所に住む両親からの伝言で
携帯電話が鳴ったまさにその時刻に祖母が亡くなった事を知ったのでした
両親の実家がある遠い町の病院で12年も寝たきりで
自分がどこの誰かさえ判らないような状態だったのですが
最期に孫のことを思い出したのかなぁ...
お盆だから、というのではなく
yattokamedagayaさんの
「霊からの電話」という記事を見て思い出しました