南修治さんのコンサートの途中で
ふと「今日は帰ったら七夕だなぁ」と思ったら
ぐっとこみ上げてくるものがありました
『ブラザー軒』という高田渡さんの歌を思い出してしまったのです
もともとは菅原克己さんという詩人の作品で
それに高田さんが曲をつけたものなのですが、レコーディングの際
「レコード会社の人はどんな曲だか全然知らないでしょ。
その場でね、ミキサーの手が全然動かないんですよ。
感動しちゃって何もしない。二回しか録らなかった。(高田渡・談)」
南さんの歌を聴いて感情が解放され、緩んでいるときでしたから
マトモに情景が浮かんでしまいました
まぁ、情景といっても自分で勝手に想像しているだけなんですけどね
仙台の七夕祭りは全国的にも有名な大きな祭りだし
実在のブラザー軒は今ではビルディングだと聞きました
このブログ記事によると
元の詩が発表されたのは1958年だそうです
だから自分勝手にこんな店を想像して
父と妹の幻影を見守る「ぼく」の姿に
胸を詰まらせてしまうのですね
で、たまたまこういう
ブログ記事を見つけたのですが
この人はワタクシ以上にリアルな情景を思い浮かべているようです
大宮から戻ったワタクシは
あらかじめ連絡しておいた家族と地元の七夕祭りの雑踏の中で待ち合わせ
ひとしきり露店を冷やかしたあと、ファミレスで食事をして帰ったのでした