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カテゴリ:音楽と周辺( 71 )
あなたが夜明けをつげる子供たち

CDなどの販売サイトで「笠木透」を検索すると
まぁたいていは徒労に終わるのですが
キャンプソング集のCDが1枚ヒットすることがあります
「私の子どもたちへ」が収録されているのですね

こんな中古レコードを見つけました
あれっ?

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「あなたが夜明けをつげる子供たち」って
細田登さんの作曲じゃなかったっけ?

白鳥英美子さんって、これは? …全然違う曲でした。歌詞は同じ

20年も細田さんの曲を聴いているので
最初はなかなか馴染めませんでした

いや、ちゃんと田口さんの曲を使っている大好きな「小さな町」でさえも
木田たかすけさんの編曲にかかるとフィールドフォームの素朴さが消え
都会的な歌に聞こえてくるから不思議です

歌っているのはデユーク・エイセス
『サークル・ゲーム』という1980年のアルバムです

表題曲の『サークル・ゲーム』も
ジョニ・ミッチェルの同名の歌とは違う歌だからややこしいです
  ジョニ・ミッチェル版を日本で歌ったのは
  ジローズとアグネス・チャンだそうです


ともあれ、デューク・エイセスは好きなコーラスグループだから
何度か聴いていれば、きっとこちらも耳に馴染んでくるでしょう
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by TodomatsuHouse | 2006-10-28 00:33 | 音楽と周辺
南修治コンサート?
今日、南修治さんのコンサートを聴きに上尾に行ってきました

7月に聞いていた予定では
今日のコンサート会場は上尾のカトリック教会だったのですが
いつの間にか文化センターに変わっており
なぜか主催者が教育委員会だということでした

はて? 教会関係者が信者に呼びかけたら評判になって
広い会場に変更したのかな?
それにしても教育委員会って?

そんな気持ちを持ちながら、出かけていったわけです



会場の文化センターに着いたのはコンサート開始の10分前でした
入り口にある「本日の催物」案内に目をやっても
南さんの名前がありません

まぁ取り敢えず研修室よりも大ホールだろうなぁと進んでゆくと
広いロビーに長テーブルが置いてあり
先着の人が何人かいましたので、受付係の女性に
「あのぉ、南修治さんはここで、、、?」
「ええ、そうです。名前を書いてください」

なんだか妙な雰囲気だけど間違ってはいなさそうだ
それに名前を書く紙を見ると
ワタクシの前には千葉とか茨城の住所が書かれていましたので
なかなか関東地方でナマの南さんを聴くことができないから
こうやって来ているのだなぁと安心したのです

はいどうぞと紙袋を渡され
  息子と行ったので2つ貰った
妙に重いのでチラッと中を覗いたら、なにやら塊が入っています
ともあれ早く着席しようとホール入り口の扉を開けようとしたら
すでに中でなにやら催されている雰囲気なのです

「? ? ?」

扉を開けたら、いきなり目に飛び込んできたのは

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手に持った紙袋の中から本日のプログラムを探し出します

そこでようやく判ったのは
 1. 今日の午後1時から4時まで表記の催しがあること
 2. 目の前で行なわれているのは何かの研究発表であること
 3. そのあと南さんの講演が行われる予定になっていること
ということでありました。なぁんだ

講演といっても、南さんはギターを持って弾き語りスタイルなので
歌手というこだわりからは「コンサート」なんだろうな
でも、正直言ってトンデモナイところに紛れ込んでしまったな
そんな気もしたのですよ。あの看板を見たときには

研究発表が終わり、ステージのセッティングを変えている間に空席を探し
落ち着いてコンサートを楽しむ態勢になったのですが
やがて緞帳が上がり、登場してきた南さん、、、には驚かないのですが
後に続いて登場した手話通訳者にはビックリしました

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その前の研究発表のときも舞台脇にいたのですけどね
コンサートでは南さんから数メートル離れたところに立ち
語りの部分だけではなく、歌っている歌詞まで同時通訳です

上尾市の条例か通達なんかで
市が主催する公的なイベントには手話通訳をつける
とか決まっているのでしょうか?
是非についてどうこう言えませんが(考えがまとまらない)
行政が一つのポリシーを持っているというのは感じました
  でも、同時通訳というのは疲れるのでしょうね
  単純に言葉を置き換えるのではなく、解釈して表現するのだから
  2人の通訳者が15分くらいずつ交替でやっていました


ワタクシたちが座っていたのは大ホールの中ほどより後ろの席で
ステージからは10数メートルは離れていたでしょうか
自分の視力が弱いところに明暗の差が強いせいもあって
メガネをしていても南さんの顔がハッキリ見えません
先日の小室さんのライブのときのように
手を伸ばせば髭をむしれそうな距離で見られないのが残念です
  南さんも髭がありますが、実はワタクシも髭を伸ばしています
  もし実際にやったら、むしりっこ?

それで僻んで言うわけじゃないけど
中央の前3列目くらいまでに空席が目立つのが気になって仕方ありません
背もたれに短冊がぶら下がっているから、おそらく来賓の指定席なんでしょう
1時からの第1部では来賓祝辞とか表彰式とかあったらしいから
それが終わって帰ったのかもしれません
でもね、紙袋の持ち手みたいなアーチが背もたれ越しに見えるんですよ
つまり、椅子の上にお土産というか記念品を用意してあってb0040498_014897.jpg
それがまだ手にとられていない、つまり欠席した?
さっき受付で見た千葉や茨城の住所を思い出し
ちょっと複雑な気分になりました

もちろんワタクシの勝手な思いとは関係なく
南さんの歌も素敵だったし、講演も豊かな内容でした

終演後、南さんはロビーで幾人もの人に囲まれていました
ホールの中ではお顔がハッキリ見えなかったのですが
ここでようやく笑顔に満ちた顔とご対面できました

南さんとは近日中にまた会えることになっています
彼のウェブサイトの予定表では「コンサート」となっていますが
ワタクシが持っている主催者からの通知状には
「教育講演会」と書かれています

そうそう、、、
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by TodomatsuHouse | 2006-10-21 23:54 | 音楽と周辺
小室等 こむろゆい Live in 風の庵
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ギャラリースペースとして使われているという2階のライブ会場は細長い部屋で
客席に充てられたスペースの前半分には座布団が並べられ、後ろは折り畳み椅子でした
ワタクシ、遠慮なく正面の一番前に座ります
足を投げ出すと、つま先とステージの端っこの間が50cm
そのあと小室さんが登場したら、お互いの顔は2mほどしか離れていませんでした
隣に座っていたご婦人の言葉を借りると
「唾が飛んでくる距離」

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さぁ、始まりです

スタートは軽快な『○と△のうた』から
この歌、いくつかの同じフレーズが繰り返し出てくるのですが
決まった順番ではないから、よく間違えないものだといつも感心するんですよ

続いては『夏が終る』。ワタクシの大好きな曲のひとつです
小諸のライブで聴くときと同様に、外から聞こえてくる虫の()が雰囲気を盛り上げます
あっ …小室さん、歌詞間違えた
いや、ここだけの話、小室さんが歌詞を間違えるのは珍しいことではありません
しらばっくれてそのまま歌い続けたり、「もとい!」と叫んで歌い直したりする場面に
これまで何度か出くわしています
今回は前者のパターンで、あまりに堂々と歌うものだから
正しくコーラスをつけようとしたゆいちゃんが間違ったように聞こえるのですね

そう、今夜はゆいちゃんとのコンビでのステージです
ワタクシがこのパターンのライブを聴くのは2回目かな
前回はまだ「今日は何曲か娘と歌ってみます」程度でしたが
今夜はちゃんとした歌謡漫才、いや、コーラスデュオでした
別役実さんの作品を歌っていると、六文銭をほうふつとさせてくれます
『まるで六文銭のように』というユニットはすでにあるので
こちらは『どことなく六文銭のように』といったところでしょうか
漫才の方はもう一息ですね。まだゆいちゃんのツッコミが足りません
せっかく小室さんがボケを連発しているのにね…小室さんが誘導する場面もしばしば

別役作品の次は坂庭省悟トリビュート『やくそく』から
「港(小室)」と「銀色のランナー(ゆい)」です
あ、『やくそく』で「港」を歌ったのは松田幸一さんですけどね
小室さんはこの歌がずいぶんお気に入りのようです
2月に聴いたときは
「まだ人前で歌うのは2回目なんだよ」
ari(松田幸一)ちゃんの歌は絶品だよな」
なんて話していたのですが、この夜も松田バージョンを賞賛していました

ま、ときおり客席からも声をかけられながら
笑いの中で楽しくライブは進行してゆくのでありました
歌を聴くだけだったらCDを買えばいいわけで、ライブの魅力って
やっぱりこの雰囲気すべてなんですよね

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途中で休憩が入ります
チケットには「茶菓付」とあったけど、供されたのは「さつま汁」
階下へ降りていってセルフでよそって食べるのですが、これが美味しかったです
コーヒーもいただいて、しばしなごみのひと時です

さて、第2部のスタートは昨年暮れに出たアルバム
『NO GOOD WITHOUT YOU』に収められた曲、収録できなかった曲が続きます
収録できなかった、というのはオリジナル曲の権利者が許可を出さなかった曲で
たとえばディズニーの曲なんかは、ライブで歌えてもCD収録はまず不許可だそうですよ

で、ここで知った新事実
ジャケット写真はアラーキーこと荒木経惟さん撮影というのは知ってましたが
良く見るとジーンズの第一ボタンが外れてます
「色気」を演出するカメラマンのこだわりなんですね

さて、これまで多くの谷川俊太郎作品を歌ってきた小室さんですが
ここで異色の歌を取り上げます…鉄腕アトムの主題歌
これには客席も一緒に口ずさみますが、ううむ2番までは着いてゆけたけど
3番の歌詞は半分ほどしか覚えてなかった…テレビではそこまでやらなかったもん
それにしても小室さん、1番の歌いだしは「空を越えて…」ですよ
「丘を越えて…」じゃ別の歌じゃありませんか。年がバレるって、自分でツッコンでる

終始楽しいムードの中、アンコール曲の「誰かが星を見ていた」でライブは終了しました
休憩が少し長めだったとはいえ、9時をまわっていましたから正味2時間強
もちろん、時間の長さは感じられず、まだまだ聴いていたい気分です

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階下ではCDを買い求め、サインをしてもらおうという人の列ができています
さきほどariバージョンの「港」を褒めていたせいか『やくそく』も売れてますね
ところで、こう言ってはナンですが、小室さんのライブって
普段ご自分でCDを買うことが無いような年代のご婦人が多いのですね
カバーのセロハンがうまく破れずに難儀している人を見かねて
  そもそも最近のCDは全体に剥ぎ難い気がするぞ
上田さんが「はい、やってあげますよ。他にもいらっしゃいませんか」
とかいがいしく動いています…両手はセロハンでいっぱいです

ワタクシ? ここに並んでいるCDは皆持ってますねどね
例の参加者一人ひとりからサインを貰っている『やくそく』を持参してましたので
そちらにお願いしました
これまでにも小室さん、ゆいちゃんそれぞれから貰いそびれていたし
先月はこちらがライブに行けなくなってしまい
3度目の正直でようやく、ですね

「12月の14、15日にBACK IN TOWNでライブやるんですよ」とゆいちゃん
「曙橋の?」
「そう、2日とも同じではないけど、この辺(『やくそく』参加者)のメンバーが集まって」
「お、いいねぇ」

あれ? ホントはお父さんのファンだったんだけどなぁ
最近はどっちの追っかけか判らなくなってきたぞ (^^ゞ
でも、家に帰ってカレンダーを見たら、平日の晩ですよ。しかも暮れの繁忙期
悔しいけれど行くのは無理みたい。ああ、残念

今度はどこで会えるかなぁ

備忘録
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by TodomatsuHouse | 2006-10-21 22:16 | 音楽と周辺
小室等 こむろゆい ライブ (開演前)
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甘味処(左側入り口)は臨時休業の張り紙


日曜日(15日)に佐野まで行った真の目的はこれでした

6時開場、6時半開演ですから、いささか早く着きすぎる嫌いはあったのですが
まだ明るさが残っているうちに建物の外観も見たかったので
5時過ぎに行ってみたところ、すでにご婦人が2人、駐車場で立ち話をしていました

建物の周りをうろうろして写真を撮り、音楽でも聴いていようかとクルマに戻ったら
ちょうどタバコでも吸おうと思ったのでしょうか、ガラガラと入り口の戸が開いて
上田さんが外に出てきました(館内禁煙)…こちらもクルマから降りて近寄ってゆきます

「(お、来てくれたのか)ありがとう」

2月にカタログハウスで会ったときも
一昨年の南青山のライブでも
そしてもちろん、毎年の小諸のライブでも
上田さんと会うときの第一声はいつも「ありがとう」のような気がします
この声を聞くと、初めての会場でライブを聴くという緊張感が和らぎますね
聴き慣れた、小諸でのライブに戻ってきた気分です

ところで、その小諸のライブは先月行われたのですが
ワタクシは事情があって行けなくなってしまったのでした
「ま、こればっかりは仕方ないからな
 …でも、みんなで言ってたんだよ。これで皆勤賞がいなくなったな、って」
そうなんですよ。最初は一回きりかと思ったのが毎年の恒例になってしまったライブ
今年は記念すべき10回目、いや、回数とは関係なく行きたかったんですけどね
…あれ? N夫妻も去年まで皆勤賞だったはず。今年はどうしたの?

ともあれ、そのぶん今夜はここで楽しませてもらいます
実はこのライブ、小諸に行けなくなって慌ててチケットを取ったのではなく
8月にしっかり確保していたんです
「去年も来たかったんだけど、チケットは完売だったんですよ」
「うん、この地域に来ることがあまりないんで人気があるみたいだよ
 今回は70人で予約を打ち切ったらしい」
ワタクシのバッグに入っているチケットに「No.45」と書かれていたのを思い出しました

だんだん外が暗くなってきました
お客さんも徐々に集まってきたこともあり
オーナーの奥さんと思われる人が建物の中に招じ入れてくれました
大谷石を敷いた広い土間です

甘味処でのライブなので、テーブル席に座って聴くのかと思っていたのですが
会場はギャラリースペースに使っている2階のようです
まだそこへの入場はおあずけで、許可をもらって室内の写真を撮らせてもらっていると
ちょうどトイレにでも行こうとしたのでしょうか、茶室(本日の楽屋)の戸が開いて
小室さんが出てきました
「(来てくれて)ありがとう」
「(小諸の件、)こればっかりは仕方ないからな…これで皆勤賞がいなくなったって、、、」
あ、上田さんと同じこと言ってる。息ピッタシですなぁ、このコンビ

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ようやく6時の開場時刻となり、狭い階段を2階へ上がってゆきます
開演の6時半までは、まだ時間があります
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by TodomatsuHouse | 2006-10-19 22:34 | 音楽と周辺
マイ ジュークボックス
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いつだったかCDラジカセを買ったのではありますが
パソコンに向かっているときは
ハードディスクに溜め込んだ音楽データを聴いております

  なんと、いつのまにか2,300曲あまりになって
  全部通して再生すると6日以上かかるそうな

再生ソフトは、昨年まで RaelPlayer を使っていたのですが
今年から iTunes に替えました。iPod は持ってないけど

これの面白いところは「パーティシャッフル」という機能で
つまり、ランダムに再生してくれるのですが
BGMで流しているときには結構嬉しいですね
しかも「クロスフェード」という機能を使えば
曲と局のつなぎ目をフェードさせながらオーバーラップするという
なかなか心憎いことをしてくれます

で、一番愉しいのがCDジャケットの写真を表示してくれることです
いや、もちろんこれは自分で登録する必要がありますけどね
  一部の写真はネットから自動でダウンロードする
家のステレオが壊れてからというもの、音楽を聴くのはクルマの中ばっかりになって
聴いている曲のジャケットなんて、あまり意識しない年月が続いていたので
画面に表示されるジャケットを見ながら
「あ、この歌はこのCDに入っていたのか」なんて再認識することもしばしばです

このCDジャケットの写真、画面左下の隅に表示されるだけかと思っていたら
昨日気づいたのですが、画面の上部にも表示できるんですね
しかも、今再生中のものだけではなく前後数曲も合わせて表示されるのです

こりゃぁ面白い!

しかし、ジャケットの画像データが登録されていなければ
歯抜けのようになってしまいます

というわけで、今日は午後からずっとスキャナーを使って
CDジャケットを100枚くらい(それ以上かもしれない)スキャンして
画像データを作っていました

…暇だなぁ
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by TodomatsuHouse | 2006-10-09 23:59 | 音楽と周辺
典子は、今
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ツッチーさんのブログによると
昨夜は『フォークの達人』の放映があって、三上寛さんが出演したそうな

たまたまワタクシも一昨日、おそらく10数年ぶりに彼の唄を聴いていたので
偶然の符合に「おやま、」…まぁその程度ですけど (^^ゞ

ワタクシが聴いていたのはデビュー間もない頃のURC音源の唄で
「夢は夜ひらく」「青森県北津軽郡東京村」というようなラインナップ
まぁなんというか怨念がほとばしるような唄ですね

いまや愛読書になってしまった『日本フォーク私的大全』によると
唄ばかりか、生活も無茶苦茶というか自由奔放というか...
そんな彼の唄は、正直言って「面白い」という気持ちで聴いていますが
一曲だけ「好きだ!」と言いたい歌があります

『典子は、今 -愛のテーマ』…1981年に上映された映画の主題歌で
映画には彼自身も出演していたそうです
…って、当時ワタクシも映画は見に行ったのですが詳しい記憶が残っていません
ただ、その後、ナマでこれを聴く機会があって素敵な歌だと思ったのです
爽やかで感動的で…あの映画の歌だと気づいたのはしばらく経ってからでした

ああ、書いていたら、もう一度聴きたくなってきた
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by TodomatsuHouse | 2006-10-07 20:43 | 音楽と周辺
オートハープのチューニング
b0040498_18334237.jpg オートハープは36本の弦を持っています。当たり前ですが、それぞれの弦をチューニングしなくては正しい和音が出せません。しかし、36本ですよ! ピアノの88鍵よりは楽でしょうが、ピアノは演奏者自らがチューニングはしませんからねぇ。ま、それでも一度合わせてしまったら、そう頻繁に合わせなおす必要が無いのが救いです。ちなみに、まだ一度も弦を張り替えたことがありません。この手間を想像するとゾッとします。


b0040498_18335576.jpg チューニングにはこのような「チューニングレンチ」というものを使います。四角の穴が開いたパイプ状の道具です。ちょっと電車の運転手が持っているハンドルに似ていますね。20年も持っていながら手垢にまみれていないことからも、いかに使う機会が少なかったかが判ります…頻繁に使わないと書きましたが、これはちょっと少なすぎ…まぁ、楽器そのものもそれほど使ってませんでしたから (^^ゞ


b0040498_18341559.jpg レンチの先をチューニングポスト(ペグ)の頭にはめ込んで回します。このペグは、極端に言うと板に突き刺さった金属棒ですからね。ギターみたいに歯車がついてないんですよ。だから、ちょっと回すと半音くらい変わって微調整ができません(最近の機種には、反対側のブリッジ側で微調整できるものもあるようです)。細かく回すときは飾り職人やパチンコ台のクギ師のようにコンコンと小刻みにグリップ部分を叩いたりします。


b0040498_18343395.jpg で、たとえばギターだったら440サイクルの音叉を持ってきて1本の弦(5弦)を合わせてしまえば、あとはその弦を基準に他の弦を合わせることができます。これはつまりギターの弦は1オクターブほどの可変域を持っているので、同じ音を作って共鳴させて合わせることができるからです。ところが、こいつは1本1本を絶対的に合わせなければなりません。自慢じゃないけどワタクシは絶対音感なんて持ってませんからね。チューニングメーターの出番になるわけです(もちろん、このために買ったものです)。ところが、こいつの内蔵マイク(メーターの左下に見える小さな穴)がなかなか弦の音を拾ってくれません。というのも、もともとオートハープの音が小さいところに、音を拾いやすい位置にメーターを持ってくるのが厄介なのです。


b0040498_18345420.jpg ジャーンッ! でもご安心を(って、誰も心配してないか)。2枚前の写真で、サウンドホールから黒いコードが出ているのが見えたと思いますが、実はワタクシのオートハープの内側にはピックアップを貼り付けてあるのです。で、ハープ本体の裏側にコネクターを吸盤で貼り付けていますので、ここにチューニングメーターを繋いでやれば、周りの騒音やハープを抱えた姿勢に関係なく音を拾ってくれるのです。もちろんメーターは見やすいところに置けますしね。これで針がほぼ中央にきてプラスマイナスのガイド用LEDが両方点灯すればOKとします…これを36本で行なうわけです。


b0040498_18351192.jpg この仕掛けでチューニングは比較的楽にできますが、もちろんそのためにピックアップを取り付けたのではありません。音量が小さいオートハープは他の楽器と合奏する際に圧倒されてしまいますので、アンプが使えるようにしたのです。小型のプリアンプを腰のベルトなどに付けて演奏します。足元に小型のスピーカー内蔵アンプなんかを置けばボリュームでは負けなくなります。とはいうものの、実際にこれを使って人前で演奏したことは…まだ一度も無いんじゃないかな (^^ゞ 買ったばかりの頃はこうやっていろいろ工夫して楽しんでいたと、ただそれだけです。
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by TodomatsuHouse | 2006-09-24 18:45 | 音楽と周辺
オートハープって、こんな楽器
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『五つの赤い風船2000』のCDジャケットです

おことわり
 オートハープ(AUTOHARP)という名称は
 現在オスカーシュミット社の登録商標だそうです
 実際、ワタクシが持っている東海楽器製のものは
 クロマハープという名称で売られていましたし
 ARIA社のものはコードハープという名称です
 ただ、一般名としてオートハープ(AUTO HARP)があり
 その方が通りがよいようなので
 ここでも「オートハープ」と書いてゆきます

 それから、これが何より重要なのですが
 ワタクシはここでオートハープについて
 正しい歴史や奏法などを解説する気はありません
 あくまでも自分が感じ、思ったことを
 時には憤慨したり、時には面白おかしく
 書いてゆくつもりです

 万が一にも真面目に興味を持ってしまったら
 他のちゃんとしたサイトで裏を取るように

 おねがいします



オートハープをケースから取り出すと、ギャラリーはまず弦の多さに圧倒されます
「ハープ」として見ればそうでもないのですが
「ギター」や「バイオリン」と比べると間違いなく多すぎます

ギターなどはフレットを押さえることによって弦の有効長を変化させ
それに伴って音程を作っているから1本の弦でいくつもの音が出せるわけです
「弦の長さが半分になれば周波数は2倍になり、音程は1オクターブ上がる」とは
音楽と言うより物理学のおさらいです

ところがオートハープは「わしゃ、この音しか出さんもんね」と
1本の弦が1つの音しか担当しません
鍵盤楽器で言えば白鍵黒鍵の数だけ弦が必要になるのです
ワタクシのオートハープで36本。これで3オクターブ半の音域があります

  36本ですと3オクターブにしかなりませんが
  低音域で黒鍵を省略してあるので
  「半」オクターブ低い音まで設定できるのです

1本の弦がそれぞれ決まった仕事しかしないわけで
無駄な人員配置をしているどこかの役所みたいであります
オートハープはズボラな楽器でもあるわけです



オートハープを抱えてジャンと弦を払うと美しい和音が響きわたり
ギャラリーはそのハーモニーにビックリします

普通、弦楽器と言うのは音を出したい弦を弾いたり叩いたり擦ったりします
ドミソの音を出そうと思ったらドミソの弦を弾かなければなりません
ところがオートハープはどれがどの弦かはお構いなく弾いても
ちゃんとドミソの音が出てくるのです

これこそが「オート」なハープのいわれなのでしょうね
左手で操作する「コードバー」に仕掛けがあります
このコードバーの裏にはフェルトが張ってあり
よく見ると、ところどころに切り欠きがあります
この切り欠き、たとえば「C」のバーならドミソ、「F」ならドファラと
和音の構成音の部分に対応しています
…もうお分かりですね
和音に必要な音をよけてフェルトを弦に押し当てて消音しているのです
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つまり、普通の弦楽器が「必要な音を出す」のに対し
オートハープは「不要な音を消している」のです
逆転の発想、と言えば聞こえはいいのですが
ある意味では横着な楽器とも言えそうです



和音を出すことにかけて言えば、これほど便利な楽器は無いのですが
制約があります…出せる和音がコードバーの数に限定されてしまうのです
ワタクシが持っている機種で15本、今は21本の機種が主流なのかな?
いずれにしてもこの中でまかなわなくてはなりません

コードバーを交換することもできますが
押さえてあるパーツを外すために小さなネジを取らねばならず
こういうのは本番前にゆっくりやりたい作業です

  ワタクシの師匠は、ワンタッチバックルみたいな金具を使って
  工具を使わず簡単に交換できるように改造していますが
  それでも演奏中にやるのは無理でしょう
  せいぜい曲間で司会者がしゃべっている時くらいです



ワタクシは作曲のお作法、というかコード体系については
トンと無知なものですから
2つのコードバーを使って別のコードを生み出すとか
キーを変えて移調してしまうなんてことができません

ですから、使えるコードだけでできている曲を選んで
初めて聞く相手がビックリしている間に演奏を終えてしまうのが
一番ウケる方法になるのです

ううむ、むなしい



人間の耳というのは不思議なもので
和音を次々と変えて演奏していると
その中に含まれる単音を繋いでメロディが聞こえてくるのです

さらに不思議なことに、「あ、あの歌だな」と思ったら
メロディに含まれても和音には含まれていない音までも
ひとつや二つくらいは頭の中で補ってくれるのです(一種の錯覚)

もちろん細かくコードを変えて、一音一音キチンとその音が含まれるコードで鳴らし
36本全体でなく、その音近くの弦を集中的に鳴らすことにより
「弾く」ということになってゆくのですが
多少は省略しても何とかなるというのがオートハープの偉いところです

先ほど「一種の錯覚」と書きましたが
これを効果的に利用するためには
 ・メロディに和音の構成音が多く含まれて
 ・聴衆が良く知っている曲を
 ・演奏前に曲名を告げて演奏する

これで、かなり「曲を弾いているように」聞こえます

ただ、この錯覚に一番陥りやすいのは演奏者自身です
だって自分はその曲を弾くつもりになっているのですからね
頭の中でその曲が鳴りっぱなしです
ですから、彼自身にはちゃんとした曲が聞こえていても
聴衆には全然そのように聞こえない、ということが起こるのです

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部屋の引っ越しでアルバムを引っ張り出したら
友人の結婚祝いで演奏したときの写真が出てきました
あのとき、周りにはどういう風に聞こえたか
今思うと顔から火が出そうです
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by TodomatsuHouse | 2006-09-24 18:30 | 音楽と周辺
3つの「わたしが一番きれいだったとき」

今年2月に茨木のり子さんが亡くなった後の評伝なんかを見ていると
やっぱり「わたしが一番きれいだったとき」が一番有名な作品のひとつ
ということになっているようです

さて、これについてはワタクシも中途半端なままになっている記事がありました

  かつて南修治さんが曲をつけて歌っているのを聞いたことがあり
  上條恒彦さんのCDにも収録されていたので聞いてみたら朗読だった
  林亭も歌っているとの情報でCDを入手したが、これは曲が違った
    →わたしが一番きれいだったとき

  で、最初に聴いた南さんのバージョンを聴き返したいのだが
  手元にあるカセットに収録されていなかった
  どうやらカセットはもう一本あったようだ
    →ようやく解りかけてきた

何ヶ月か前に判ったのですが
友人から貰ったテープはライブ会場で録音した2本以外にもう1本あり
それは『もしも愛がぼくのもんなら』というカセットをダビングしたものでした
それが判ったのはテープが見つかったわけでも、友人に確認したわけでもなく
ネットオークションに出品されていたのを見つけたからでした
…でも、落札しそこなったんだよね
 まさかと思ったけど対抗馬が現れ、終了間際に持って行かれました

しかし、なぜか今、ワタクシの手元にあるのです
ふとしたことから南修治さんご本人より無期貸与を受けているのです
ということで、何年ぶりになるのでしょう、久しぶりに聴くことができました
しかも、たまたま先日CDラジカセを買ったのでクルマの中以外でも聴けるのです

  安物ですのでライン出力端子なんてものはついていなかったのですが
  なんと、ヘッドホン端子から直接パソコンに繋いで録音できました
  てっきりレベルが高すぎるので抵抗入りコードが必要になるかと思ったのですが
  …ということで、カセット→パソコン→CDが可能になりました
   (著作権法で認められた範囲での利用に限ります
    それと、南さんのカセットには例によって
    「無断で録音することは本人の意思により推奨されてます」の一文)



でまぁ、3曲(1曲は朗読ですが)聴き比べた感想ですが
やっぱり最初に聴いて深く印象付けられているから、南さんのが一番好きですね
次いで「いいな」と思うのが上條さんの朗読です。これは何といっても「巧い!」
舞台役者としてもミュージカルで活躍している人ですから表現が抜群です
林亭のはメロディーやリズムに軽快さがあって、「ちょっと陽気すぎるんじゃないの」
敗戦後の空虚なイメージに対する新解釈で
悲壮感があって重苦しいよりは、むしろカラッとした方が、より空虚さが強調される
そんな気もするのですが、どうも前の2人の作品のイメージがあるから
ちょっと違和感を感じてしまうのが正直な感想です

結局のところ、自分が聞いた順番どおりの評価になってしまったわけですが
もし、林亭の作品を一番最初に聴いていたなら
この評価がどう変わるのかが、自分でも興味あります



申し訳ありませんが
現在ではこれらのCD、カセットを入手することはかなり困難だと思います

冬の森にて/上條恒彦(ファーストサークル:FC-1001)
夜だから/林亭(ミディ:MDC4-1180)
もしも愛がぼくのもんなら/南修治(自由巣:JIUS-05)

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by TodomatsuHouse | 2006-09-24 15:23 | 音楽と周辺
二人の「きんちゃん」(野反湖余話)

野反湖のコンサートから一ヶ月が過ぎてしまいました
…いかんなぁ、いろんなことを書きたかったのに

事前の告知で中川イサトさんが出ることは判っていたし
野反湖ではお馴染みのメンバーである
宮崎勝之さん、古橋一晃さん、河野俊二さんが出るのも判っていました

しかし行ってみて、いや、本番が始まって驚いたのは
竹田裕美子さん、大庭珍太サンまでもが参加して
『中川イサト with 武蔵野レビュー』の全メンバーが揃っていたことでした
それだけではなく、村上律さんまで一緒になって

まぁ、それはそれで見もの聴きものだったのですが
あまり音楽的なこととは関係ないところで...

武蔵野レビューには「きんちゃん」と呼ばれるプレイヤーが
二人いるということに気づきました

竹田裕美子さんは「金ちゃん」、河野俊二さんは「菌ちゃん」

その由来について、かねがね知りたいと思っていたのですが
数日前に竹田「金ちゃん」についての記述を見つけました

「金太郎に似ている」

出典は、なぎら健壱さんの『永遠の絆・なぎらけんいちリサイタル』という
ライブアルバムのライナーノートでした
LPからCD化されて小さくなっていましたが1972年当時の竹田さんの写真が載っており
なるほど、熊の背中に乗った金太郎人形に似てなくも無いなぁと思えたのでした

河野「菌ちゃん」の由来は不明です



コンサート会場でイサトさんの新アルバム『あの日の風』を買い求めました
そこでは同時に『高田渡トリビュート』も売られていたのですが
ワタクシ、あることに気づいていました
『あの日の風』のジャケットに描かれたイサトさんが着ているシャツは
『高田渡トリビュート』で録音時に着ていたシャツと同じなのですね

このアルバムは高田渡さんへのレクイエム的な要素もあり
野反湖のステージでも「生活の柄」を歌ったのですが
ワタクシ、野反湖に向かう車中で西岡たかしさんの『storage』を聞いていました
このCDの中にも「白湯(SAYU)」という高田渡さんに捧げた歌があり
なんだか今年の野反湖コンサートは
高田渡さんを追悼するコンサートになってしまったような
そんな気もしたのでした

そういえば、一番最初にステージに上がった『ホットシューマーズ』とは
映画『タカダワタル的』の上映会が最初の出会いでしたっけ

ついでの話
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by TodomatsuHouse | 2006-09-21 00:46 | 音楽と周辺

 

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