前にも書いたんだけど
高校時代の体育の教科書に
「オリンピックは都市が開催し、NOCが選手を派遣する」
みたいな事が書いてあってワタクシは凄く感動したものでした
「国」とは無関係なところが好きなんです
でも、実際はそうじゃない
かつて東欧諸国は英才教育を施したステートアマを育てたし
日本にだって自衛隊体育学校という機関があったりします
夏の射撃競技は民間人の選手も多いけど
バイアスロンはほとんど陸上自衛隊冬季戦技教習隊所属ですね
本当はオリンピック選手は国を代表なんかしていないのです
国会で決議されたわけでも、内閣が承認したわけでも、天皇が任命したわけでもない
各競技連盟がそれぞれ選考して推薦した選手を
国内オリンピック委員会が派遣しているだけのことですから
日の丸なんか背負わなくていいんですよ
まぁ確かにオリンピック憲章には「その国の国籍を持っている者」
と資格が規定されていますが
そんなもの、他国の国籍を取って、そこから出場したっていいのですから
ひところ、民族紛争などが多発していた時期に
国旗ではなくオリンピック旗を登録して参加した国や地域がありましたが
それがひとつの理想形ではないかと思うんですね
各地からトップアスリートたちが技を競い合うために集まってくる
それで充分だと思うんですけどね。やる方も見る方も
一競技者を一ファンが観戦する
ワタクシの場合は翌日の朝刊を読む
そんな関係でいいんだと思うのです
ところで、国内では冬の国体が始まりました
で、考えたら、こちらこそ都道府県が直接費用を出して選手を派遣してるんですよ
まさしく「おらが国サ」を代表して参加してるってわけ
国民として選手を応援しなくてはならないのは、こちらのほうかもしれませんよ